こんにちは、ACシステムです。
先日、エアコン工事やっていると1年に数回出会う「ガスなし」エアコンにあたってしまいました。
行った取り付け作業の紹介やガスが入っていないエアコンだとどうなるか知らないお客様も多いので説明します。
取り付け作業
今回はお世話になっている方からの紹介のお客様で、中古エアコンを買ったから取り付けて欲しいとのご依頼でした。
戸建で設置階数は2階、室外機はベランダ設置と一般的な作業です。
壁の配管穴あけ、室内機設置、配管接続、真空引きと1時間ちょっとくらいで通常の設置作業は完了し、終わる頃には日も沈んでいました。だいぶ日も短くなりました。
そして、試運転。5分、10分経っても風が冷たいような・・・ぬるいような・・・・嫌な予感・・・。
ガス圧を確認すると案の定ほぼガスなし。ガス不足が発覚です。
実はこのエアコン、10年近く前のものかつ、取り外し方も結構雑だったので取り付け前に嫌な感じはしていました。結果的に嫌な予感があたってしまいました。
このままでは電気代だけ食う家電と化すのでガス入れを行い復活させます。
ガス入れ作業
ガスの種類はR410A。車には常時冷媒種R410AとR32を積んでいますのでその場で対応できました。
ガスボンベ、計り、マニホールドを準備し規定量のガスを充填。
先ほどとは全く違う冷たい風が出てきました。「電気代だけ食う家電」から脱しました。もうあたりは真っ暗です。ヘッドライトをつけて作業してました。
ガス入れ作業費用
今回のようにガス入れが必要な場合は取り付け工事とは別に費用がかかります。
冷媒ガス入れ料金は以下の通りです。
・取り付け工事と同時→10,000円(冷媒量1kgまで)
・ガス入れ作業のみ→15,000円(冷媒量1kgまで)
・配管接続部修理&ガス入れ→18,000円〜(冷媒量1kgまで)
取り付け後にガス入れの必要が発覚した場合でも、勝手かつ強引にガス入れを行うことはありません。お客様に事情と料金説明しご納得いただけてからの作業になります。
(他に依頼したい業者がいる場合にはそちらで依頼してもらって構いません)
中古エアコンを購入する方は「エアコン代および工事費を安くしたい」と考えていると思いますが、ガスなし(不足)の中古エアコンを購入したり譲り受けたりすると、今回のようなガス補充で想定外の出費となるケースもあります。
可能であれば事前に販売者や譲渡主に確認しておくことをおすすめします。
ガスの不足については工事前にはわからない
よく「取り付け工事前にガスのことはわからないの?」と聞かれることがありますが、自分が取り外したエアコンでない限り、基本的にはわかりません(厳密には相応の作業をすればわかるが取り付け工事前に行うことはほぼない)。
取り外し方に異常があり、一目で「ガスがない」とわかることもありますが、当然のことながらこのようなケースはかなり稀です。ある程度のレベルで取り外されていればガスの有無、その量に関してはわかりません。
その中古エアコンを取り外した人が専門業者ではなく、誰が取り外しかもよくわからない場合には、取り付け工事の際に「ガス入れ作業」が必要になる場合も稀にあるということを知っておいた方が良いと思います。
中には、他業者(一般素人含む)が取り外した中古エアコンの取り付け作業は受注しない業者もいます(工事面や料金面で色々問題が起きやすいのでトラブル回避のため)。
最後に
中古エアコンのリスクを少しは理解していただけたでしょうか?今回はガス不足・補充のケースでしたが、実際には他にもトラブルケースもあります。
エアコンの状態によっては、悪質業者から法外な修理費用をふっかけられることもあります(ネットで「エアコン 修理」などと検索して最初に出てくる(広告欄)業者には注意した方がいいですよ)。
当社はホームページ集客、お客様直受けでエアコン取り付け、取り外しなど行っております。もちろんネットで購入した中古エアコンの取り付け工事もお受けしています。
エアコン工事に関する問い合わせ・見積りは問い合わせフォームまたはLINEで可能です(詳しくはこちらから)。埼玉、東京エリアでエアコン取り付けや取り外し、移設工事などご相談やお見積もりのご連絡お待ちしています。
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