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これはひどい!手抜き・雑なエアコン取り付け工事

あなたのエアコン大丈夫ですか?

手抜き・雑なエアコン取り付け工事の実態解明

誰しも自分家に取り付けるなら業者には丁寧にやってもらいたいと思うものだと思います。しかし、その期待が叶わない場合もあるのが現実です。

エアコンの移設などに伴い、他業者が取り付けたエアコンの取り外し工事に伺うと「ひどいな」と思うような取り付け方をされているエアコンに出会うことは少なくありません。その内容は「見た目がひどい」「作業精度が低い」など多岐に渡ります。

もちろん、全ての業者がそのような雑な作業をするわけではありませんし、丁寧な業者も多いです。しかし、エアコンを工事込みで購入した場合などは、お客様は店頭スタッフとは会話できるものの、基本的には作業当日まで実際のエアコン工事作業業者を知ることはできません。つまり、お客様が直接取り付け業者を選ぶことはできないのです。

この記事では、雑な作業が行われてしまう背景や実際の「雑な作業例」を紹介しますので参考にしてください。

1.なぜ手抜きや雑な工事が起きるのか。

今もどこかで故意的な手抜きや雑なエアコン工事が行われているかもしれません。では、一体なぜそのような作業が行われるのか。それは主に低単価かつ時間に追われた仕事をしているからです。このような業者さんのマインドは下記のように想像できます。

  • 「1台取り付けてもあまり儲からないから(利益を確保したいから)せめて部材費を節約したい」
  • 「次の現場に行かないと行けないから1つの現場に時間をかけていられない」

低単価であれば台数をこなさなければならない、台数を抱えれば時間もかかる、1件1件丁寧にやっているつもりでも粗さが出てしまうということです。このような業者は主に2次、3次の下請け業者に存在します。ちなみに、1次(元請け)業者は「全国対応をうたうネット業者」「引越し会社」「家電量販店」が主なところです。

全ての2次、3次の下請け業者が雑な作業を行うわけではありませんが、単価が安いとお客様から追加費用をもらうか、時間や部材を節約した作業をしなくてはその業者も仕事している意味がなくなってしまうことはわかっていただけるかと思います。

では、どのように時間や部材を節約するのか?これを説明していきます。

2.実際の酷い作業例

明らかに手抜き・雑だと判断できる現場を紹介します。

2-1.配管がグニャグニャ

グニャグニャの配管

東京都内の公団にて移設工事でお伺いした時に既設されていたエアコンがこれです。

室内配管の穴までのルートが雑すぎます。このエアコン取り付け位置と穴位置の関係であれば、配管はエアコンの左側から出して穴までまっすぐ下ろすのが普通です。推測ですが、右側から配管を出した方が工事は楽で時間も短縮できるのでこのような施工を行なったのでしょう。

2-2.配管断熱なし

室内配管断熱材なし

写真は、とあるマンションにエアコンの移設工事で伺った時に既設されていたエアコンの室内配管部分の化粧テープを剥いだ時の状態です。

通常この部分は、冷房運転時の結露防止のため断熱材が巻かれ、配管がむき出しになってはいけない部分になります。案の定、お客様に聞くと「冷房運転するとそこから水が垂れていた」とのことでした。

中古エアコンの場合、断熱材が(取り外し時に)切られているケースもありますが、足りなくても持参の断熱材や断熱シート(ガーゼみたいなもの)を使用し適切に断熱作業を施すのが通常です。明らかに手抜き工事。断熱材および時間節約のため以前の問題で、この業者はエアコンの原理とかを全く理解していないと思います。

冷房運転すると配管の一部に水滴がつくという方は断熱処理に問題があることが多いので、業者に連絡またはホームセンターで断熱材を購入し処置した方が良いでしょう。

2-3.配管穴開け作業失敗

配管穴開け作業失敗

都内の注文住宅にてエアコン交換工事に伺い、既設エアコンを取り外したところの写真になります。

写真の穴奥を斜めに通っているのは家の構造体である筋交い(ブレス)です。通常、穴を開ける時は筋交いなど壁内の障害物を避けるように作業を行います。しかし、この写真では全く避けられていないのがわかります。

住宅の壁内にあるのは筋交いだけではありません。柱、電線、ガス管、アンテナ線など図面を見ただけではわからないことが多いため、図面の確認や、数mmmの穴を開け中を探り、障害物がないと判断されるところに穴を開けるのが通常です。

最初に穴開け作業を行なった人は下調べをせずにホルソーで穴を開けてしまったのでしょう。下調べが面倒だったか、そこまでしている時間がなかったかのどちらかです。

ちなみにエアコンはこのブレスを避けるように無理やり取り付けてあったので冷媒配管に潰れがあり長年その状態で使用されていたことになります。

2-4.コミュニケーションを取らない

直接的な工事作業に関することではないのですが、お客様と全くコミュニケーションを取ろうとしない業者もいます。

特に夏場、家電量販店系の請負業者は朝から夜までとにかく台数をこなすことを重きにします。そうでなければ家電量販店も売れたエアコンの設置工事を捌ききれないのが事実です(夏前になると一斉にエアコン工事業者を募集します)。そのため、工事途中にお客様とゆっくりおしゃべりしている時間はほとんどないと思います。しかし、コミュニケーションを取ることで、お客様もちょっとした要望を相談できたりすることもあると思います。

コミュニケーションは間接的にエアコン取り付け工事の完成度に影響することも覚えておくと良いでしょう。

3.業者の見分け方

ここまで読んできた方の中には「怖いなぁ」「どの業者に依頼したら良いかわからない」と思われた方も多いのではないでしょうか?

まず、冒頭で「低単価かつ時間に追われている業者は2次、3次の下請け業者に多く、この下請け業者の元請けにあたるのが、全国対応の会社、引越し会社、家電量販店の場合が多い」と述べました。元請け本体がエアコン工事業を丸ごと下請けに回しているような場合は管理が行き届かない部分(伝え不足、指示不足)も多いので要注意です。

もちろん下請け業者でも丁寧な作業をする業者さんはたくさんいると思います。しかし、引越し会社などにエアコン工事をお願いして、丁寧な作業をする業者をお客様が指名することができないのが問題なのです。どのような業者が来るかは結局「運任せ」になってしまいます。

リスクを減らす方法の1つは自分で選んだ業者に来てもらうことです。ホームページ集客している業者さん、ポータルサイトに登録されている業者さんなど、どの業者さんでもいいですが必ず自分が信頼できそうな業者さんを選ぶことを大事にしてください。

当社、ACシステムは埼玉、東京エリアで不動産オーナー、一般のお客様よりエアコン工事をお受けしています。「事前により正確な見積もりが欲しい」「エアコンのことも工事のこともよくわからないけどエアコン工事が必要」などと困っている方、是非、WEB・LINEからお問い合わせください。問い合わせはこちらから

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