問い合せ

素人が取り外したエアコンの「ダメ」なところ5選

素人のエアコン取り外しは注意が必要です。

適切に取り外しできていないケースが多い

「エアコン取り外しくらいなら自分でもできそう」思われる方もいるかと思います。しかし、「適切に」取り外せる自信はあるでしょうか?

今まで「自分で取り外したエアコンを取り付けてほしい」「ネットで購入した中古エアコンを取り付けてほしい」と相談、問い合わせをいただき、そのようなエアコンも多く取り付けてきました。しかしその中には、取り付け時に問題ないよう、適切に取り外されたエアコンは少ないように思います。

取り外し後に処分するのであれば良いですが、再度取り付ける予定であれば業者の方に依頼しましょう。

1.専門業者に依頼しましょう

エアコン取り外し風景

基本的には、エアコン取り付けだけでなく取り外し作業も業者に依頼しましょう

エアコン取り外し作業自体は比較的簡単なものの、設置状況、エアコンの状態、気温などによって手順・方法が異なります。それらをある程度把握していなければなりません。また、再取り付け予定であれば、その取り付けのことまで考えて取り外す必要があります。

少ない知識で不慣れな作業を行うと事故や怪我、エアコンや建物の破損に繋がる可能性があることは必ず認識しておきましょう。

2.【実例】素人取り外しのエアコン

「適切ではない取り外しをされた」エアコンを紹介します。

冷媒ガスが室外機に回収されていない

エアコン購入時、室外機の中には冷媒ガスが封入されており、冷媒配管を接続し取り付け後にこの冷媒ガスを解放させることでエアコンから冷たい風や暖かい風が出るようになります。そして、エアコンを取り外す時にはポンプダウンという方法でまた室外機に戻すことができます。

しかし、ポンプダウンをやらずにエアコンが取り外されているケースも多く見てきました。もちろん、冷媒ガスがないので取り付けても冷暖房の風は出てきません。正常に使用するためには冷媒ガスを入れる必要があります。

ポンプダウン時に必須な強制冷房運転についてはこちら。

冷媒配管が潰れている・切られている

これも非常に多いミスになります。室内機裏側から30cm程度の銅管(冷媒配管)が出ています。取り付け時はここに冷媒配管を接続するのですが、取り外し時に切られてしまっていることがあります。

明らかに取り付け作業を知らない人にミスになります。

配管繋ぎ部分が養生されていない

エアコンの冷媒回路内に不純物(ゴミ)が混入すると冷媒回路内で詰まり、エアコン故障の原因となります。非常に小さいゴミ(砂粒程度)でも故障の原因となるのでエアコンから配管を取り外したら直ちに養生することが求められます。

ゴミが混入していてもエアコン取り付け後にしか発覚しないのも問題です。また、取り付け直後は大丈夫でも後々になって不具合が出ることもあります。

ドレンホースが切られている

室内機付属のドレンホース接続部分が切られ、適切に接続できない状態になっているケースがあります。現場での設置状況にもよりますが、全交換が必要なことも。

必要な部品が揃っていない

基本的に新品時に付属してある部品は全て残しておいく必要があります。特に欠損しているものが冷媒配管を締め付けるのに必要なナットです。ほとんどの業者は予備で持っていますが、基本的にはもともとそのエアコンに付属しているものを使用します。

3.適切に取り外せなかった場合

上記のように、適切に取り外せていなかった場合、取り付け時に以下のような問題が出ます。

  • 想定外の修理費用が発生する。
  • 取り付け作業を業者に断られる。

当然、お客さんも困りますが、取り付けを依頼された業者も困ります。「取り付けのために現場に行ったら作業中止になった」となれば大損害です。最悪、このお客さんと業者間でトラブルになることもあります。

4.まとめ

エアコンを適切に取り外すには、やはり取り付けの知識が必要になると思います。取り付け作業ができないのであれば、取り外し作業もするべきではないです。

また、ネットで中古エアコンを購入する際も必ず「専門業者が取り外したエアコンかどうか」を確認して購入しましょう。中には素人が取り外したエアコンも出品されているケースもあり、取り付け時に問題が発覚することもあります。

冷媒ガスが抜けていたら、その修理だけで1万円以上かかります。簡単な修理で済む場合でも数千円かかります。最悪、新しいエアコンを買った方がいい場合もあります。

エアコン取り外し工事も専門業者へ依頼しましょう。

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